■エミュレータとは
エミュレータとは簡単に説明をしますと、あるコンピュータに系統が違う別のコンピュータのまね(模倣)をさせるソフトウェアのことです。
エミュレータ技術の利用範囲はゲームソフトの再現に限ったことではありませんが、ここではゲーム機関連のエミュレーション技術についてご説明いたします。
エミュレータと言うと『だだでゲームができるソフト?』という印象が非常に多く感じられますが、それはまったくの誤解です。エミュレータ本体は無料の物も多数ありますが、ゲームソフトはあくまでも自分で購入した物を自分(またはROM所有者立会いの上代理人によって)ROMイメージ化する必要があるため、『だたでゲームができる』とは少し違います。ゲームのイメージが先行していますがエミュレータは実はかなり高度な技術を使用しているプログラムです。
あるコンピュータA用に作られたプログラムは、系統が違う別のコンピュータBではまったく動作させることはできません。しかし、コンピュータAのすべての動作をプログラムによって賄い、コンピュータA用のプログラムを解釈してコンピュータBで動作させる、その作業をしているのがエミュレータというソフトウェアです。
もちろんエミュレーション(模倣)をしながら、プログラムを実行することになるので、コンピュータBはコンピュータAの数倍の処理能力が必要になります。この処理能力が足りない場合は一般に「重い」とか「遅い」とか言われます。これらエミュレーションの技術をゲーム機に利用し、パソコンで歴代のゲーム機やパソコンを再現させるプログラムをここでは紹介しています。


■エミュレータって違法なの?
当方法律の専門化ではありませんので正確なところはわかりませんが、書籍やインターネットを検索した情報によりますと次のとおりのようです。

☆エミュレータ本体について。
エミュレータ本体についてはまったく違法性はありません。アメリカでプレイステーションのエミュレータに関する裁判がおこされましたが、基本的な作業をするプログラムが、プレイステーションのプログラムをそのまま搭載しているわけではなく、あくまでエミュレータ開発者のオリジナルであることを理由に違法ではないと判決がくだされました。今までも本体作者が訴えられて有罪となった事例はないようです。(開発を中止したエミュレータはあるようですが…)
しかし、これはあくまで本体の話。
エミュレータを使用するには、BIOSと言われる基本ソフトウェアを本体よりパソコンに転送し、用意しなければならない場合があります。このBIOSは著作物にあたるため、これをセットにしたエミュレータ本体の配布等はもちろん違法となります。(BIOSと同じ働きをするソフトを作者がオリジナルで作成している場合を除く。)
また、無料で配布しているエミュレータ本体がありますが、いくら無料のフリーウェアとはいえ、製作者の許可なしでそれを販売に利用したりする場合、製作者の意向によっては結果的に違法になる場合があります。さらに別のケースとしては、著作権者の許諾なしにエミュレータの本体におまけとして市販ゲームのROMイメージをセットとして配布や販売をしている場合もありますが、これは完全に違法となります。違法ではないのはあくまでも『自分が所有しているROMをROMイメージ化(BIOSが必要な場合はBIOSも)し、個人でエミュレータを使用する場合』です。

☆ROMイメージについて。
ROMイメージの取り扱いに関しては特に注意が必要です。
基本的に所持してよいのは、『自分が所持しているROM(またはディスク)をなんらかの方法でコンピュータ上に転送しROMイメージ化したもの』ということだそうです。
ROMイメージを著作権者の許諾なしに不特定多数に配布・販売することは完全に違法となり、告発された場合莫大な賠償金を請求される場合がありますので、ROMイメージの扱いには特に注意が必要です。不特定多数に配布とは、インターネット上やファイル共有ネットワーク上にアップロードすることも含まれます。また自分が持っているROMイメージがネット上にあるからと言ってダウンロードすることもやってはいけない行為となっているようです。
また、ROMイメージを販売している人物から、違法(著作権者から配布の許可を受けていない)と知りつつ購入をした場合、法律の解釈次第では購入者も罰せられる可能性もあるようです。くれぐれもご注意ください。
エミュレータのROMイメージを転送は、ある程度のスキルと時間と苦労が必要な作業です。その苦労を実感しつつ、他人に配布・販売しないことを自らに課し、優秀なプログラムであるエミュレータを合法に使用していくよう心がけましょう。

※ROMイメージを購入してまでゲームをプレイするのはやめましょう。ROMイメージを購入する資金があったら実機のゲームを買いましょう。そのほうが今後のゲーム業界の発展に貢献することになりますし、なにより実機でやったほうが電気代もお徳で、臨場感もはるかに上です。


■当サイトが有料エミュレータを紹介していない理由
一昔前であれば、有料エミュレータのほうがはるかに性能がよく使い安いという利点がありましたが、現在はエミュレータが乱立し無料でもすぐれたエミュレータが手にはいります。
また有料エミュレータの場合は、金銭トラブルがある可能性がありますのでやはりお勧めできません。
(得に海外エミュレータでクレジットカードがからんだトラブルになった場合は個人で解決するのは難しいです。)また有料エミュレータの中には、不正なシリアルコードを入力するとコンピュータのシステムを破壊してしまうというとんでもないエミュレータも存在しました。私が知っているかぎり、再現度で無料エミュレータの上を行っているエミュレータはPCエンジンのぐらいです。(無料配布エミュレータでもすばらしい再現度なんですが)

本来楽しむべきエミュレータで、いやな目にあわないように、無駄なお金を使わなくても楽しめるようにとの考えから無料エミュレータのみをご紹介しています。


■ゲーム機を再現したエミュレータの種類
私がエミュレータの存在を始めて知った時はそれほど種類がありませんでしたが、今ではほどんどのゲームエミュレータが製作されています。そのほとんどが、無料で提供されており利用しやすい環境にあります。その種類を大きく分類しますと次のようなものがあります。
  ・家庭用ゲーム機エミュレータ
  ・アーケードゲーム機エミュレータ
  ・PCエミュレータ
エミュレータと一口にいっても、実用レベルまで到達してるもの、ただデモが動くだけのもの、いろいろあります。現在のところは・・・
(以下家庭用ゲーム機のみで)
○実機と同等の再現度で動くエミュレータ
   ・ファミコン
   ・スーパーファミコン
   ・メガドライブ
   ・PCエンジン
   ・ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンス
   ・セガMK3
○もう少しで完全再現できそうなエミュレータ
   ・プレイステーション
   ・ネオジオポケット
   ・ワンダースワン
○音がでない、一部のゲームしか動かないエミュレータ
   ・バーチャルボーイ
   ・セガサターン
   ・ドリームキャスト(フェイク品の可能性あり)
   ・プレイステーション2
というところでしょうか。しかしエミュレータの世界の進歩はかなり早いですから、いつかすべてのエミュレーターがすばらしい再現度になるのかもしれませんね^^


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